2014/08/18 台湾キワニスの40周年記念総会に出席して

8月15日~8月17日小川ガバナー、石原事務総長と共に、国際キワニス台湾地区より招待され、首記の台湾地区創立40周年記念総会に出席したので、 所感を含め、ご参考として以下の通り報告します。

  1. 総会概要:
    開催日
    2014年8月16日
    場所
    国立交通大学、新竹市
    参加者数
    3,200人強
    主要来賓
    台湾副総統、台湾農業省副大臣、台湾内務省(内政部)幹部、新竹市長、国際キワニス台湾担当理事、シンKIF理事、小川ガバナー、タンフィリピンルソンガバナー
  2. 総会特記事項並びに所感:

    1)総会は挨拶、表彰が主体であるが、会場設定、音響・ミュージック効果、大物VIP出席、大規模参加者数、選抜された 司会役などにより、熱気溢れる総会となった。

    2)政府から、副総統や農業副大臣などが出席し、挨拶や記念品授与などのために登壇したが、台湾におけるキワニスの存在感と インパクトの大きさを物語っていた。副総統は挨拶の中で以下を強調していた:*キワニスは小学生から、会員、歴代ガバナーに至るまで 全世代が共に助け合って奉仕活動を行なっているが、これは驚嘆すべきことであり、また政府もon the same boatにある。 *台湾にとり農業は重要であり、科学技術を駆使して発展させねばならないが、キワニスが農業に貢献した農業専門家10名(農業省研究員も含む)を 表彰することは素晴らしい。*台湾には20以上のNGOがあるが、キワニスがベストである。

    3)農業貢献賞では、農業イノベーション、種苗イノベーション他に貢献した10名の全国十大傑出農業専家(National Agriculturalist)に 副総統から記念品が、黄ガバナーと共に、授与された(1受賞者あたり3回・3品)。―→台湾キワニスが、子どものための奉仕に加え、農業問題という国家にとって 重要な分野・課題を取り上げて顕彰活動をしていることも、台湾におけるキワニスの高い影響力や知名度の要因になっていると思われる。

    4)農業貢献賞に加え、社会公益賞顕彰にも、副総統が登壇して全国児童守護天使(National Guarding Angel)10名全員に記念品を 授与した(1受賞者あたり3回・3品)。社会公益賞は、東京クラブの社会公益賞と類似しているが、クラブとしてではなく台湾地区として毎年10名を表彰している。

    5)台湾地区の2020年度目標会員数は、2万人。3主要事業は、農業貢献賞顕彰、社会公益賞顕彰、SLP。その他、エリミネイトプロジェクトや 災害時支援活動なども活発。尚、8月15日にはSLP大会が開催され、Circle K、Builders Club他から180名が参加、キワニスの理解を深め、また奉仕活動に関する 提案コンテストも行なわれた。SLPメンバー会費は一人当たり年間2,500円で、あとはキワニスが負担。

    6)歴代ガバナー代表者は挨拶の中で、2013-2014年度のキワニス台湾地区は、2016年ASPAC年次総会台湾開催の決定や、Second Generation Kiwanis Clubの 立ち上げなどを含め、過去最高の業績を挙げたと讃えた。

    7)台湾地区では、毎年、歴代ガバナーの登壇をアレンジし、記念品贈呈の上、敬意を表すると共に、継続的支援を要請している。

    8)黄武田ガバナーの情熱と、ハンズオンスタイル(詳細を把握)のリーダシップは、台湾地区の勢いとまとまり、また社会における キワニスのインパクトの大きな要因となっている。

    9)小川ガバナーは挨拶の中で、40周年記念総会開催への祝辞と共に、東日本大震災時の台湾による支援・寄付や幕張大会への800名もの 台湾キワニス大型代表団派遣などに対する謝辞を述べ、日本からのお土産として黄武田ガバナーに対し、幕張大会記念シャツを贈呈した。 尚、日本からの本総会参加を多とし、台湾地区は小川ガバナー以下3名に対し、異例ともいえる厚遇で対応してくれた。

    10)国際キワニス台湾地区総会開催期間中を通じ、台湾のみならず、マレーシアやフィリピンなどの参加者からも一様に、幕張での 東京・千葉大会の素晴らしさにつき賞賛の言葉が述べられた。