国際キワニス日本地区

The Japan District of Kiwanis International

みんな集まって子ども達のために活動する国際奉仕団体

NUN-Kee-Wan-is

場所:スイス ジュネーブ市 Palexpo (convention center) 及びStarling Hotel

期間:2011年7月6日~9日

参加者:2,491名。日本地区からの参加者24名

主要行事:十数年ぶりにヨーロッパで開かれた今回の世界大会では、エリミネイトプロジェクトの正式立上げを中心に各種会議、研修会、各地区カウンセラーとのミーティング等に加えワークショップやフォーラムなど多彩な行事が展開されたが、そのうち主要な会議の模様等は以下の通り。

 

1. 開会式( 77

開催地州当局代表、キワニスヨーロッパ地域代表の歓迎挨拶に続き各国際理事が担当地区のガバナーを壇上で紹介した後、Sylvester Neal会長より格調高い開会演説がなされた。 その後の基調講演では英国出身(1934年生まれ)の動物行動学者(チンパンジー研究の世界的権威)でかつ国連平和大使も務めたJane Goodall博士が登場し、チンパンジーの子育てをめぐり、親から愛情をきちんと受けた方が子育てがスムーズに行くこと、親は経験を通じ子育てが上手くなっていくこと、虐待が殆どないことなど興味深い話に会場は強い感動を受けた。

この後を受けて、エリミネイト・プロジェクトの募金キャンペーン委員長Randy Delay氏が登壇し、その正式キックオフを発表、これまでの経緯、今後の戦略等につき概略説明を行った。これに対しKey Club International とCircle K International の若くて活発な会長達から力強い協力支援の意向表明がなされるなど見事に練られた演出場面もセットされていた。最後はスイスの有名な民族楽器アルペンホルンの奏者9人とスイス国旗を振る人達のグループが舞台に登場し、ローカル色豊かな感動的パフォーマンスで会場を盛り上げて閉幕。

 

2. 代議員総会  ( 78 )

先ず国際キワニス財団(KIF)会長より、人命救助に功績のあった個人に贈られるコネリ―賞がイタリアの青年Simone Neri氏 (29歳) に授与された。

次いで国際キワニス専務理事 (Stan Soderstrom) の業務経理報告があり、この中では特にクラブ新設、会員増強の面でアジアを除き総じて不本意な状況が続いているので、メンバーシップの弾力化、多様化 (アフリカ等におけるaffiliate club 設立等) を図るなどの工夫をしていること、将来の会員育成にも資するService Leadership Programに一層注力している結果、Key Club, Builders Club, Kiwanis-kids, Aktion club の会員数が過去最高乃至ほぼ最高という好成績を示していること等が注目された。

規約改正に関しては、アメリカ・イリノイ州のBlue Island クラブより①世界大会の模様をリアルタイム・オンライン発信する、②大会での投票をリアルタイム・オンライン化する、という2件の提案が出されていたが、いずれも会場での動議がなかったため 不成立となった(本提案に対し役員会は元もと経済的にも技術的にも問題が多すぎるとして反対のスタンスを表明していた)。

続いて最重要案件である2011-12期の役員選挙に移り、投票用紙を用いた選挙の結果、次の様な新しい役員・理事が決定した。

・会長: Alan Penn (米国)

・次期会長: Thomas E. DeJulio  (米国)

・副会長: Gunter Gasser  (オーストリア)

・米国・太平洋カナダ地域選出の3理事:

Jane M, Erickson (Nebraska-Iowa District)

Stephan T. Hill (New England District)

Warren F. Mitchell (Rocky Mountain District)

・        広域理事(Trustee at-large seat):

Clinton Green (New Zealand-South Pacific District )

・ASPAC選出理事:Lee Kuan Yong (Malaysia District ) ・・ 3月のASPAC 大会で選出済み

 

3. 閉会式 ( 7 9 )

今期で退任する国際理事への感謝表明、新たに選任された役員・理事の紹介が行われた後、米国の有名な女優 Jamie Lee Curtis (男優トニー・カーティスの娘)の「賢い生き方、上手な愛」というタイトルのスピーチがあり、その中で彼女は、前日死去が報じられたフォード元米国大統領夫人の乳がん予防、毒物中毒患者治療等支援やダイアナ妃のエイズ患者支援等を讃えながら社会奉仕活動の意義を説き、エリミネイト・プロジェクトの素晴らしいことに言及した。彼女自身も小児病棟の子ども達援助等多大な社会貢献をしており、それに対し今年度のWorld Service Medal (世界奉仕メダル)が贈呈されることになり、Sylvester Neal国際会長よりメダルが授与され、彼女自身のキワニス入会の意思が伝えられると、会場全体に大喝采が起きた。

最後に、Alan Penn次期会長が、日本のキワニスドールを始め各国の活動ぶりの紹介画面を背景に、大勢の次期ガバナーを伴って登場。そして、エリミネイト・プロジェクト立上げ後の第1期目に乗り出す決意と手堅い活動方針を表明し、全ての大会行事を成功裡に終了した。

4. その他の情報

(ASPAC役員会関係)

・Adeline Chan 次期会長は10月からValencia(次期の次期会長),小田(次期の副会長)両氏と共に3年間のローリングプランを作るなど前向きな活動体制を構築している。ASPACにおける国際本部の下部組織としてGrowth 委員会に加え、Leadership Education, Service Leadership Project の委員会を新設する計画を進めており、それらの委員長としてBoy Valencia (Growth), Maria Chee (Leadership Education), Dr. Su Wen Pin (SLP)を予定している。

・ACC (諮問委員会)の見直しも絡み、役員会のあり方、例えば役員会の中にExecutive Committeeを設置する案等の得失を早急に検討し、従来のリーダーシップ欠落状況からの脱却を狙っている。

・2014年の大会は、マカオ、メルボルンのいずれかで開催される予定の世界大会及び5月のASPAC地域役員研修との調整を急ぐ必要がある。同地同時開催は経費節減に資するかもしれないが、問題点を詰める要あり。

・国際本部に寄託してある資金(6月末現在約US$36千ドル)の動きは月次ベースで事務局長に報告されるようになったが、金利は目下極めて低利であり、将来引上げ交渉の余地がある。

・なお、今般、2007年及び2011年の大会会計報告が提出され、承認されたが、目下未提出の2009年と2010年分は担当地区(其々フィリッピン南、台湾)に対し事務局長から7月31日までに提出を求める公式文書を送付することで合意。

 

(エリミネイト・プロジェクト関係)

・大会期間中KIFのブースの中に、率先して募金協力した“Lead Gift donator”(1口10万ドル以上の大口寄付者)、モデルクラブ(会員一人当たり750ドル以上の募金をするクラブ)、100Kクラブ (10万ドル以上の募金をするクラブ) 等の個人、クラブ名が掲示されていた。この他、既に① 1,250ドル寄付した個人275名超 (内日本地区会員5名) がCharter Zeller Fellow として、また② 一人当たり最初の2千ドル以上を寄付した150超のクラブがYear of Leadership Club として、それぞれ会場内で適宜顕彰されていた。

 

(世界大会の今後の開催地)

・明年ニューオーリンズで開催される大会(6月28日~7月1日)をPRするブースが設置され、各地域からの大勢の参加を呼び掛けていた。

・明後年(2013年)にはバンクーバーで開催することが決定しているが、2014年はアジアのマカオかメルボルンのうちの一つが選ばれる予定で、10月の理事会で決定される模様。

・キワニス誕生100周年を祝う2015年の候補地としては目下、ボストン、デトロイト、インディアナポリス、フィラデルフィア、トロントが検討されており、明年1月に最終決定の由。